家庭菜園の初心者でも、まず失敗なく育てられる野菜と言えば、小松菜でしょう。小松菜は栄養価も高いですし、お浸し、サラダ、炒め物などにも合いますから、とても重宝な野菜です。しかも種を植えてから約1か月で収穫できるほど成長が早い野菜なので、あっと言う間に達成感を味わえるのも良いですよね。ベランダでプランター栽培できますから、挑戦してみてはいかがでしょうか。
プランターは深さ15センチ以上、幅60センチ以上のものが必要です。培養土は市販されている野菜用の培養土を使いましょう。プランターに八分目くらい入る量を用意しましょう。プランターの底には鉢底石を敷き詰めます。
小松菜は種から栽培するのが一般的なので、種を用意します。春から秋まで、栽培することが出来ますが、初心者の方は害虫が出やすい春は避けて、秋に種まきするといいでしょう。
その種を「すじまき」します。すじまきというのは、土に指1本分くらいの太さ、深さ1センチくらいの溝を作って、そこに種をまくという方法です。プランターに15センチの幅をとって2列の溝を作ります。その溝に1センチから1.5センチの間隔で種を撒き、薄く土をかけます。手で軽く押さえます。(深く種をまくと、発芽しにくくなりますので、注意しましょう)。
そしてたっぷり水を与えます。その後は風通しの良い日向に置いて、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。種や小さな芽が流されないように、やさしくジョウロで水を与えましょう。
4日間から1週間くらいで発芽した芽が揃いますので、1回目の間引きをします。育ちの悪いものなどを抜いて、3センチ間隔になるように揃えます。間引きした後1週間くらいしたら化成肥料を約10グラムほど、追肥します。その後2週間に1回、同量の追肥を行います。
葉が4、5枚くらいになったら2回目の間引きをします。株と株の間が5センチくらいになるように、間引きしましょう。
葉が20センチから25センチくらいになったら、収穫できます。小松菜は25センチを超えて大きくなってしまうと味が落ちてしまいますので、気を付けましょう。
小松菜によく付く害虫は、アブラムシやコナガの幼虫です。見つけたら、すぐに駆除しないとせっかくの葉が穴だらけになってしまうので、注意が肝心ですよ。